歯の生え変わりを正しく理解しよう! ~フレッシュ通信 Vol.15~

当記事は2017年の秋に院内で配布したフレッシュ通信です。
PDFでもご覧いただけます。
PDF版:歯の生え変わりを正しく理解しよう! ~フレッシュ通信 Vol.15~

今年の夏も暑さが厳しかったですね。
体調を崩されていませんか?
少しずつ暑さもやわらいで過ごしやすい季節になります。
「行楽の秋」「食欲の秋」「読書の秋」… みなさん楽しんで下さいね。

さて、今回は小児歯科に深く関係する歯の生え変わりについてのお話です。
歯の生え変わりは年齢を追う毎に進んでいき、年齢毎に歯の状態が変わります。
このため、小児歯科では年齢別に治療・予防のプログラムが変わってきます。
生え変わりを理解して適切な治療・予防のプログラムを提供する大切さを、皆さまにご紹介できたらと思います。

誰もが経験する乳歯から永久歯(大人の歯)への生え変わり。
グラグラしてきた乳歯を自分で抜いた!
という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そもそも、なぜ歯は生え変わるのか、いつ頃生え変わるのか、ご存知ですか?

なぜ歯は生え変わるの?

子どもの頭と大人の頭ではずいぶん大きさが違います。
頭が大きくなれば、当然、あごも大きくなります。
ところが、歯は生えた後に大きく成長することはありません。
最初からあごのサイズにぴったりの歯が生えるようになっています。
また永久歯は本数も多くなります。
乳歯は全部で20本ですが、永久歯は32本です。
中には一番奥に生えるはずの「親知らず」が最後まで生えないこともあります。
永久歯が生えそろう頃にはあごの成長も止まり、もうそれ以上あごが大きくなることはないため、歯も生え変わる必要はないのです。
乳歯から永久歯へ一回だけ生え変わることを二生歯性(にせいしせい)と呼び、哺乳類の大部分が二生歯性です。

生え変わりのしくみ

1.あごの中で永久歯が時間をかけて成長します

あごの中で永久歯が時間をかけて成長します

2.永久歯の根が作られ始め、乳歯の根が少しずつ溶かされます

永久歯の根が作られ始め、乳歯の根が少しずつ溶かされます

3.乳歯の根が溶けてなくなると、乳歯が抜け落ち、永久歯に生えかわります

乳歯の根が溶けてなくなると、乳歯が抜け落ち、永久歯に生えかわります

いつ頃 生え変わるの?

個人差はありますが、乳歯は6歳前後から抜け始め、14歳くらいになるまでのおよそ8年間をかけて徐々に永久歯へと生え変わっていきます。
下のイラストで歯の生え変り時期の目安をチェックしてみてくださいね。

乳歯が生えかわるまで

まとめ

身長や体重などと同じく、歯の成長にも個人差があります。
乳歯が抜けたのに永久歯が生えてこない、この位置で大丈夫?など、 少しでも気になる点がございましたら、ご相談下さい。
永久歯は生涯ずっと使う歯です。
生涯、自分の歯で美味しい食事ができるように定期的に健診、クリーニングを受けましょう♪